「ススめる!ぴあ」 二宮和也 そこにあるもの
めちゃくちゃ楽しみにしていたぴあ(2009/7/2号)のロングインタビュー。
えっとね、まず最初に一言。
上甲さん、お疲れ様でしたー!!
ぴあのロングインタビューってことで、私は大ファンの徳永さんがテキストを書いてくれることを期待していましたが、開けてみると上甲さんでした(でもこれがまたよかった)。
徳永さんは、嵐、大野くん、ニノ、相葉ちゃんとテキストを書いてくださったのですが、相葉ちゃんのグリーンフィンガーズの舞台に関するインタビューを最後に、私はお名前をお見かけしていません。
関ジャニ、翔くん、そして今回のニノと、全部上甲さんが書かれているので、もしかしたら交代されたのかもしれませんね。
上甲さんのことは、ぴあで書かれる以前から、お噂はかねがねお聞きしていて、「TVぴあ」の方でずっと嵐などの記事を書かれていた方だと思います。
“デビュー当時から嵐をずっと追ってきて、ファンの代弁者のように愛のこもった記事を書いてくださる方” ゆえに、“嵐に詳しくて、ファンの絶大なる信頼を得ている方”というのが、私がファンになってから他のブログで目にした上甲さんのイメージです。
おそらく今年度から「TVぴあ」から「ススめる!ぴあ」に異動なさったんだと思うのですが、確かにこの間の翔くんの「裏ザ・クイズショウ」の嵐マニアな質問と、短い言葉で翔くんの本質をつかむ文章を読んでいると、お噂どおりの方なんだなと思いました。
そんな上甲さんが、今回のニノのインタビューでは、私がお察しするに相当なご苦労をされていて、思わず冒頭の一言に至ったというわけです。
どんなご苦労かと言うと、まぁニノにメタメタにされているようなんですよね(笑)
ニノに多いのはインタビュアーの質問を上手くかわして本音を隠すパターンで、たまに素直になったりもするっていう感じだと思うのですが、その彼がこんなにあからさまに勢い込んで話をするのは、私もあまり読んだ覚えがありません(でも全くないというわけではないかな?)。
で、その理由を私なりに考えるに、舞台への意気込みだとか、たまたま最近腹に据えかねることがあったとか・・・そんなことも考えられると思うのですが、一番大きいのは、相手が上甲さんだったからではないかと思っています。
おそらく長いお付き合いである上甲さんだからこそ、相手をまくしたてる程の勢いで厳しい話したんじゃないかと(私はちょっと上甲さんへの甘えもあるかなって思いましたけどね)。
こんなの私も初めてですが、なんと今回のインタビューはネットでも読めるそうで、まだの方はこちらをどうぞお読みになってください。
今回のテーマは“生”ということで、まず「あなたの表現活動において生であることは大切ですか?」と聞いているのですが、その答えは、どんな仕事でも生活の場さえもすべてが生というもの。
そして「生だから一概に魅力的だって言える点は、特にないですね」とのこと(上甲さん撃沈・・・)
そんな答えに対しての上甲さんのコメントが、ニノをよく表しています。
「この人は、町民会館への道順を聞かれて『どの町民会館へ行きたいの?』と世界地図を広げてくるような人。(略)そうした発想のだだっ広さや独特の言葉の足りなさは、聞き手に通常にはない緊張感と集中力を強いる。常識の枠を外して話を聞かないと、いつのまにか知らない場所に案内されてような―。(略)」
これ、すっごいよくわかるんですよね。
例えばある町にいて町民会館を聞かれたら、その町の会館だと予想して、「どこの?」は省くのが多いのだろうけど、質問自体を正確に受けると、聞いた人はどこかは言っていない。
そうすると、可能性としては世界中の町民会館が候補に挙がるですよね(笑)
その可能性を「常識的に考えて・・・」という前置きで、省かない人というか、省けない人というか・・・。
しかも「この町の町民会館のことですか?」って聞き返すこともせず、世界地図を広げてしまう(笑)
瞬時に選択肢が世界の範囲まで広がる人にとって、これはしごく当然のこと、もしくは誠実で正直な対応なのかもしれないけれど、実際の相手は面食らうか、怪訝に思うか、こいつに聞かなきゃよかったと後悔するか、何を言われているのか理解できないか・・・といったところだろうと思います。
だから、上甲さんにこう言われちゃう。
「理屈の人だ。これだけ回転が速く明晰な頭だと不都合も多いだろうな、と同情してしまうくらい、厳然たる理屈と道理の中で生きている。」
「普通っぽいけど変な人。ニヒルだけど人懐こい。大人なんだか子供なんだか。」
ハハハ~!ま、ここは私、今回は流しますが、一言だけ言うと・・・「厳然たる理屈と道理」なんて、あるんですかね?ってことかな。
で、先に書いた舞台(他の仕事も)に対する、厳しいプロ意識をものすごい勢いで喋っている件なのですが、これを読んでいて、よっぽど腹に据えかねていることがあったのかな?って思うくらい、“怒り”の感情を私は感じました。
そして少し前に、知り合いが同じようなことを話していたのを思い出しました。
その人はIT関係の会社のプログラマーなんですけど、自分の仕事はものづくりの職人だと言っていて、職人であるからには、作るものの質にこだわりたいというか、半端なものはお客に渡せないって思いがあるみたいなんですね。
でも周りの同僚は「だた働けばいい」って思っている人が多くて、彼も一人で作っているわけではないから、当然そのものの質に影響を及ぼすし、また効率とか利潤とかの問題もあって、会社が提示してくる質も、彼に言わせれば手抜きのものをたくさん作れって言われているようなものだったりするようなんですね。
そのことに対して彼はものすごい怒りと納得できなさを感じているのですが、それを話す時の彼の顔がこわいのなんのって・・・。
でもね、私の仕事はものづくりではなく、大枠で言うとサービス業に入るのかなと思うのですが、サービス業にもサービスの質ってものがありまして、私もやっぱり自分が考える質のレベルがあるのですが、それが同僚や上司のそれと合わなかったりすると、ものすごく怒りの感情が湧いてきます。
だから彼の言っていること、すっごくよくわかるなって思って聞いていたのですが、そこで怒るのが正解かって言われると、私はタンマなんですよね。
それで、もう一つ思い出すのがサッカーの中田選手が辞めた理由。
自分のサッカーに対する姿勢と周りの選手とのそれが、折り合いがつかないところまで来ちゃったみたいだったけど、彼の言い分読んでいて、すっごくわかるけど、なんか違うなって、ちょっと子供っぽいなって思ったことを思い出しました。
ニノと中田選手の仕事に対する厳しさが、すごく似ている気がするんですよね。
おまけに二人とも集団行動苦手なのに、チームプレーの仕事してるしさ。
でもさ、一番大事なのって、何のために厳しさを追求したり、実行したりするのかってことなんじゃないかなぁって、私は思うんですよね。
ニノは何らかの犠牲(お金とか)を払って見に来てくれるお客さんのためってことになるんだろうけど、これって本当だとは思うけど、一方で自分を駆り立てる動機を取ってつけてるような気がしちゃうんですよね(笑)
もしそうだとしたら、どうしてそんなふうにしなきゃなんないのかってことだよね?ニノちゃん?
よく以前から、オザケン(ってもう知らない人もいるのかな?)の「ありとあらゆる種類の言葉を知って 何も言えなくなるなんて そんなバカなあやまちはしないのさ」っていう歌詞がふと思い浮かぶんですけど、私はこれ、「完璧を追求しすぎて、その先に何もなくなるなんていうおバカなことはしないよ」ってことかなって思っているのですが、これとセットでニノが浮かんでくるんですよね。
でもそれはそういう要素を感じるだけのことであって、実際のところ二ノは大丈夫だろうって、その辺のことはわかっているだろうって、思っていますけどね。
なんだか話が逸れまくりましたね。
自分では核心の話をしたつもりなんですけど(笑)
私も「独特の言葉の足りなさ」があるかもな・・・反省します!
なんだかすいませんでした。
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コメント
まにまにさん、こんばんは!
ぴあ、私は読みながらなぜか泣けてきましたよ(笑)
町民会館のくだりは、さすが上甲さん!と納得ですよね。
ニノは、相手の返答のバリエーションとかどこに話が飛躍しても突っ込めるように、1ある話題から100くらいの引き出しを作っちゃうような・・・
なんかどこに行きつくかドキドキする“あみだくじ”みたいな印象を受けるんですよね。
え、そこに行っちゃうの!?やめて!その左の項目がアタリなのに!!みたいな…(゚ー゚;
ニノはこの仕事が好きなわけではないと思うんです。
「なんで続けてるんだろう」って考えたら、「ファンが投資してるから」っていうのを見つけて今のとこはそれを理由にするしかないのかなぁ、と判断したのか、責任感がとてつもなくあるのか。
でも私は今回の記事、ニノちゃんの持つ優しさや平等への信念からなんだろうなって、単純に思うことにしました。そう思ったほうが、ストンと腑に落ちるというか(笑)
要は私がその優しさに感動したいだけなんですが(笑)
いやぁ、まにまにさんの感想って深いから毎回驚かされます!!
私もニノは子供っぽいと思います。というかガキンチョ(笑)
最近はまる~くなったけど、やっぱりどこか小生意気なガキンチョ。
だからこそ、彼には狂気が似合うとも思うんですよ。 あぁ・・・舞台みたくなっちゃった。
投稿: チュロ | 2009年6月21日 (日) 00時48分
>チュロさん
昨夜、相葉ちゃんのコメントを返信した後すぐに寝てしまって、お返事遅くなりました。
チュロさんの”あみだくじ”という例えも面白いですね。
私はそうねぇ、ニノは、アイドルはどうかわからないけど、
芝居やバラエティーなどの仕事はきっと好きだと思うんですよ。
中田選手もサッカーが大好きだっていう気持ちは揺るぎがないように。
ただ、好きという気持ちとそれ以外のことのバランスがうまくとれないだけじゃないかと思うんですよね。
そういうニノに付き合うのは大変ですよね(苦笑) だって、本人がしんどいんだもん。
チュロさんがおっしゃる通り、ニノは大人の仮面をかぶるのが上手い子どもみたいなところがありますね(笑)
こういう子ども、たまにいるけど、かわいくないよね(苦笑)
そうそう、このぴあの記事を読んで思ったのが、狂気って子どもっぽさを伴うものなんだなってこと。
だからニノちゃんにはお似合いなんだと思います。
投稿: まにまに | 2009年6月21日 (日) 14時54分
まにまにさん、はじめまして、こんばんは。
ぴあの二宮さんについて書いてる方、いないかなと検索した結果、こちらに辿りつかせていただきました。
「青の炎」のニノ生意気コメントから、あの浅いんだか深いんだかわっかんない中身に惚れたんですが、まにまにさんのニノ論がとても的を得ていて、知的で面白くて、愛情があって素敵だなと思い、思いきってコメントさせてもらいました!
私もぴあのニノには、らしくなく熱く話したなぁという印象を受けていたので、まにまにさんの「怒り」という表現に、なるほどなぁと唸ってしまいました。目からうろこです。
『厳然たる理屈と道理の中』ってのもひっかかってて、二宮さんは結構、矛盾とかその時の感情とかを演技材料にしてる人じゃないのかしらと思ってて、その理屈や道理の中には人間らしい矛盾は含まれているのかしら?だったらニノらしいけれどーとか分からなくて、すごい考えちゃいました。
しかも作りこむのに、「分かんないまんま行く」とか別紙では言ってるし、もうまじこの野郎と思います。笑
すごく、まにまにさんの書く理論的な文が気に入ってしまい、初めての書きこみのくせに、失礼を承知でお願いがあります。
良ければリンク貼らせて頂きたいです。私のブログはかなり個人的なので、相互じゃなくても結構なんですが、どうでしょうか?
初めての書きこみなのに、なんだか長々と、しかもお願いまでしちゃってすいません…
本当にちょっと嬉しくて。
ではでは、またお邪魔させていただきます↓
投稿: タアナ | 2009年6月29日 (月) 21時55分
>タアナさん
はじめまして!
コメントありがとうございます!
なんだかたくさん褒めていただいて…うれしいやら、恥ずかしいやら。
ただニノよりちょっと余分に生きているだけっていう話もあるんですけどね(笑)
まあニノにはみんな考えさせられているんじゃないですかね?
>もうまじこの野郎と思います。笑
これ、爆笑させていただきました!
ブログのリンクはOKですよ。
それから、私のブログにリンクを貼るのは、
タアナさんのブログをもう少しゆっくり読ませていただいて、
タアナさんのことをもう少しよく知ってからにさせてください。
私のブログに来て下さる方に、きちんと紹介したいなと思いますので。
ということで、これからもよろしくお願いします!
またぜひぜひお寄りくださいませ。
投稿: まにまに | 2009年6月29日 (月) 23時25分
わー☆
まにまにさん!ありがとうございます!
ではでは、僭越ながらリンク貼らせていただきます。
そうですね…彼は何かを人に考えさせる魅力がある気がします。
あーなんだかすみません、こんなぽっと出に温かいお言葉ありがとうございます。
はい!ではまた覗きに来ますね!
こちらこそよろしくお願いします↓
投稿: タアナ | 2009年6月30日 (火) 00時07分
>タアナさん
とんでもないです。
こちらこそ、お越しいただいて、リンクも貼っていただいて、ありがとうございます。
またタアナさんの感想、ぜひ聞かせてくださいね。
よろしくお願いします!
投稿: まにまに | 2009年6月30日 (火) 00時14分
まにまにさん
はじめまして m(_ _)m
突然おじゃまします。
ここにコメントされてるタアナさんのブログの愛読者で
まにまにさんの記事のご紹介リンクを見ておじゃましました。 o(_ _)o
あまりの面白さに衝撃を受けております!
私は、二宮くんにはまってものすごく日が浅く、
二宮君にひかれる気持ちばかりが先行して、正直、自分でもなんでこんなに気になるのか分からずで
この気持ちがどこから来ているのか知りたくて、ニノさんファンさんのブログを拝見して探索中の私です。
私は言葉を綴るのがヘタなので、拝見させていただくばかりになるかと思いますが
まにまにさんの記事の素晴しさに感銘を受けたので、足あとだけ残させてください
これからも記事楽しみにしています!m(_ _)m
投稿: タコ足配線 | 2009年7月 1日 (水) 22時41分
>タコ足配線さん
はじめまして!ようこそお越しいただきました!
とてもチャーミングなお名前!素敵です。
タアナさんがお友達も連れてきてくださったのですね。感謝・感謝!
私も嵐の魅力を探りたくて、ブログを書いているようなものです。
タコ足配線さんがニノに惹かれる理由の探索に、
少しでもお役に立てるなら、これ幸いです。
もちろん、読んでいただけるだけでもとってもうれしいですが、
文章のうまい・下手なんて、そんなに気になさらず、
もし思うことがあれば気軽にコメントくださいね。
投稿: まにまに | 2009年7月 2日 (木) 00時11分